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2011年10月 アーカイブ

2011年10月23日

国立劇場開場45周年記念シーズン開幕と尾上菊五郎

 今年開場45周年の国立劇場ですが、今年度は周年シーズンとして今月から来年4月の大劇場における歌舞伎公演を中心に盛り上げようとしております。来月の坂田藤十郎を除けば、今月から4月まで(公演のない2月を除き)人気役者が主演(座長)のラインナップ。最近でも翌々月の演目や座組みが決まらない伝統の松竹において、月々の公演ではなくシーズンとして「売り」に出た国立劇場(日本芸術文化振興会)のほうがよっぽど民間的。

 45周年シーズンのしんがりは菊五郎劇団による復活風新作歌舞伎『開幕驚奇復讐譚』。いつものことながら、伝統歌舞伎の手法を使いつつ色々な表現を試しているような一種実験劇場的な意味合いも多分にあり、古典的な歌舞伎のみを好むご見物衆にはアピールしないと思うのですが、自分はなぜか許せてしまいます。

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2011年10月24日

辰巳くんがいなくなった菊五郎劇団

 先日、国立劇場で十月歌舞伎公演、『開幕驚奇復讐譚』を観ました。

 菊五郎劇団の通し狂言ですから、もちろん立ち回りもありました。その立ち回りに夏、自殺未遂で重体と報道され、その後、亡くなられた尾上辰巳くんの姿は、残念ながら、ありませんでした。

 おそらくここ10年くらいしか舞台で拝見していない辰巳くんですが、菊五郎劇団の芝居で彼が捕り手などの1人として登場しないと、こんなにポッカリと穴が開いてしまうのかと、愕然としました。

 菊五郎が何歳になろうと、何度弁天小僧を演じようと、稲瀬川の場面で捕り手のリーダーの音吉さんがいて、屋根上には菊十郎さんが登場して、『三人吉三』の陰の声はいつものあの人で、と劇団芝居が好きな身には、あんなに若くして舞台からひょっこりいなくなる役者がいることが、こんなにさみしくて、切ないものかと…。

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