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2008年05月 アーカイブ

2008年05月03日

女形の上手な噺家 古今亭菊之丞

 先日放送された「浅草お茶の間寄席」の録画を見ていたら、女形の上手な噺家さんが出ているのでビックリ。古今亭菊之丞さんという芸名らしいのですが、篠井英介の親戚でもおかしくないくらいに女性の台詞に所作に指と手の使い方が落語とは思えないくらい上手なのです。上手なんて言ったら叱られますが、落語の世界も歌舞伎の世界同様、女性キャラは脇役です。古今亭菊之丞さんの女形は見事に出しゃばらない、男の前に出ない女なのです。すばらしい。ちょっと竹三郎さん風かなぁ、とも思いましたが、出しゃばらない芸達者なところは亡くなった嵐徳三郎さんを彷彿させるところもあるから驚きです。演じていた「棒鱈」を歌舞伎の舞台化したものを是非、観てみたいものだと思わせる程に素敵でした。今度は寄席で実際に古今亭菊之丞さんの芸を堪能したいと思います。

2008年05月10日

歌舞伎座「團菊祭五月大歌舞伎」夜の部レビュー

通し狂言「青砥槁花紅彩画」 白波五人男

 菊五郎の弁天小僧菊之助としては恐らく事実上の一世一代の通し狂言と思いで出かけました。(勝手な思い込みかもしれませんが。)濱松屋の場面だけならともかく、屋根上の捕り物はもう打ち止めだろうと思います。現に年中行事と化してきている菊五郎の正月国立劇場における復活通し狂言でも、昨年からは大詰めの殺陣は菊之助に任せています。それだけに今回は先月がお休みだったとはいえ、菊五郎さんよく屋根上までやったなぁ、と感心。でも、やっぱりちょっとだけ息切れ。

 今回は人間国宝菊五郎に合せるかたちで配役もかなり豪華だったと思います。バランスの問題もあったのかと思いますが、左團次の南郷力丸が一番、大歌舞伎らしかったし、場合によってはやや内向的にこじんまりと事務的ににさえなりかねない菊五郎劇団の芝居を歌舞伎座の舞台らしく外向きにしていたとも思いました。菊五郎や團十郎が、役目や役割から出来ないことを左團次がやっていたに過ぎないかもしれませんが、左團次さんは素敵です。

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