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歌舞伎役者の脱税

落合博実・著「徴税権力〜国税庁の研究」(文藝春秋)を読んでいたら、元朝日新聞記者の著者が裏話を書いていました。(pp.147-8)

1980年元旦の新聞に、森進一、石坂浩二、若尾文子、大原麗子、浅丘ルリ子が脱税をしていた、というニュースが朝日新聞の社会面に出たそうです。実際には18名の有名芸能人が脱税で当局の査察を受けていたが、この5名だけが悪質さや脱税額の高さにより報道されたそうです。

記事に書かれなかった13人の中に、森光子と松本幸四郎(当時・後の白鴎)一家がいたことだけを、どういう理由か明かしています。森光子の場合、脱税額が2億円以上だったこともあり、当局が当人を取り調べまでしたが、白鴎さんと染五郎(現・幸四郎)と吉右衛門一家については税理士などに全面的に任せていたことなどもあり当局が面会したのは白鴎の夫人と税理士らだけとのことが今になって明かされたのか釈然としません。しかも白鴎は故人。

襲名のご祝儀が「収入」と見なされる時代、中日(なかび)の舞台関係者に対する心付けや「松の葉」が必要経費とみなされるのか、税務当局に聞いてみたい気もします。

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2007年08月15日 20:56に投稿されたエントリーのページです。

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