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2012年06月 アーカイブ

2012年06月03日

通訳者は「高給取り」であり続けられるか

 数年前からですが、国会では速記者となるための速記研修生の新規募集を停止しました。機械化された速記が準備されているからです。身近なところでは、ここ1〜2年でスマートフォンやタブレット端末などにおける音声入力技術が進化を遂げています。向こう10年くらいで持ち運び可能な端末機器が同時通訳作業をおこなうようになったとしても、個人的には驚くことはないでしょう。ウェブ翻訳やパソコン・ソフトなどによる翻訳が不完全ながらもビジネスの現場で利用されているのですから、それなりに使える無料か低額の通訳アプリが登場したり、OSに組み込まれることも時間の問題ではないかと思われます。(現実に通訳・翻訳アプリは存在していますが、通訳者のように半日、1日単位で問題なく稼働できるかどうかの確認は取れていません。)

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2012年06月09日

北野幸伯・著『ブーチン最後の聖戦』

 個人的なことになりますが、かつて放送通訳にあこがれていた時期がありました。しかし、O.J.シンプソン裁判や同時多発テロ後のアメリカにおけるメディア報道を見るにつけ、急に熱が冷めてしまいました。その後もvideo Podcast で見ている米・NBCニュースの海外特派員が中年男性でありながらいつもヘアスプレーでがっしりかためたような完璧ヘアーでイスラム圏や中東の戦闘地帯などからも確実にハイビジョン中継でレポートする姿を見続けるにつけ、違和感を感じています。レポートの映像に映し出される被写体は混乱にあるイスラム教国家や国民でも、レポートする側は毎晩、ホテルで宿泊して、きちんと飲み食いしているのが伝わってきます。まるで、西側メディアのためのVIPツアーが存在するかのように。

 そんな自分に神様がそっと差し伸べてくれたかのように読むことになったのが北野幸伯・著『プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?』です。

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