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ネタ切れ…

 今回はつまらない内容です。

 社内通訳をしていてチャレンジングなことのひとつに、誰も仕切っていないダラダラ議事進行の同時通訳付き会議で、主催者が「時間節約」のために予定外に休憩のためのランチ時間を直前に、いきなり通訳者には相談もなくワーキング・ランチ時間にしていまうこと、があります。

 会社にとって一大事な内容だったり、緊急事態ならば、休憩したい、メシ食いたい、なんてことは言いません。しかし、思考停止のアホなおっさん達が会議を開催して会議に出ることだけを目標に9時に会議を開催しても、途中の議事進行をきちんと行なっていないと、しわ寄せは決まって通訳者に来ます。しあわせ、ではありません。

 予算配分などお金の遣い方にはうるさい会社はあると思います。しかし、なかなか見かけることがないのが、時間の浪費にもうるさい会社。同時通訳やウィスパリング通訳がメインの会社だからといって、時間を大切にしているわけではありません。

 ビジネスの現場ですから、同時通訳でも2人体制。お弁当が用意されていて外に出る手間が省ける場合でも、どっちかが食べている間、ランチ時間のうち何分かは完全に独りで対応せざるを得ません。そんな時は、モチベーションは落ちまくります。

 食べるのはどうでもいいですが、トイレへ行くこととか、会議以外の予定管理など、社内通訳者は通訳業務以外の部分でも社員として働かなくてはなりませんから、予定上1時間ランチ休憩があるという前提で通訳をさせていただく場合とそうでない場合では、心理的負担から他部署や上司への迷惑度が違ってくるのです。でも、な〜んも考えてないおっさん達は、本当にな〜んにも考えていませんから、自分達の怠慢によって、どのような波及効果が出るのか、想像もできません。想像どころか、基本的に人間として思いやるという回路が存在しません。

 そんな会議で、急に弁当を食べながらの会議続行となった際、またしても独りで同時通訳をすることになりました。主催者がのうのうと「特にトイレ休憩はもうけませんので、各自おねがいします」みたいなことを言われました。急激に低下したモチベーションと殺意に襲われていたので、マイクに向い、弁当のおかずにソースをかけている外国人2人の背中を同時通訳ブースの窓越しに見ながら英語に訳しました。

We'll continue through the lunch hour. So if the nature calls, please help yourself.

 そんな感じで訳したら、隣り合った外国人が2人で一緒に振り返るので、半分こころの中では開き直っているとはいえ、やっぱりちょっとヤバかったかなぁ、と一瞬おもったのですが、2人とも大ウケで笑ってました。

 大人しか参加していない会議で、大人が出席者のトイレまで心配し、それが同時通訳で流れることの不条理さを笑ってくれたのだ、と理解することにしました。フリー通訳者だったら指名されなくなるような業務態度ですが。

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コメント (2)

TK:

大胆ですね。でもこの訳なら、なかなか上品だと思います。

私なら、Don't wet your pants since we don't have any toilet breaks for you.とでも訳してしまうかもしれません。

Yoshi:

TKさん、コメントありがとうございます。

付け加えますと、上記外国人は2人とも男性でして、もし女性が1人でもいたら powder room なり多少は表現に配慮したと思います。弁当を広げながらのタイミングでしたし。例えばアメリカで(も)よく使われる"If you need to excuse yourself..."で十分だったと思うのですが、ああいう状況で、英語出しメインの会議で、オーディエンスの外国人も男だけだと気遣い回路も完全にショートしてしまうようです。

開き直るつもりはありませんが、悪いクセは公言してしまうのが矯正への近道だったりしますので、オープンにします。

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2009年11月20日 05:05に投稿されたエントリーのページです。

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