« 2008年06月 | メイン | 2008年08月 »

2008年07月 アーカイブ

2008年07月20日

ヨーダ通訳はしたくないのだけれども…

 映画『スター・ウォーズ』シリーズでおなじみのヨーダの台詞は、英語がゲルマン系の言語である証明でもある、などと勝手に思っています。ドイツ語を学ばれた方であれば、ニュアンスはともかく意味的には語順を替えても動詞などの活用が厳密なため意味が変わらないと、教えられたことと思います。英語は一時期、イギリスにおいて公用語ではなかった時代があるため、ゲルマン系言語特有の動詞活用などがかなり退化はしていますが、文法的にはやっぱりゲルマン系のままですのでヨーダ台詞が可能となります。

 例えば、普通の英語であれば I saw a pretty girl. と言うべきところを、ヨーダ台詞風に言い換えると、A pretty girl I saw. となります。同時通訳(ウィスパー通訳を含む)をしていると、センテンス単位で訳出しできることばかりではありませんので、フレーズ単位で切りながら訳出しをする必要があります。

続きを読む "ヨーダ通訳はしたくないのだけれども…" »

2008年07月24日

平井堅が通訳に不向きなワケ

 先日、平井堅のコンサートにはじめて行きました。本音を言えば不本意な“付き合い”ですが、人間観察が好きなので、ファンの行動でも観察すればいいかな、と思いながら観て(聴いて)いたのですが、平井堅の歌唱で気になったのが息継ぎの多さ。平井堅って音程も微妙にズレてるけど、息継ぎの入れる場所も微妙におかしい、と思いました。

 後日あらためて平井堅の楽曲を聴くと、CDでも【息】がうるさい!この人、同時通訳者向きじゃないなぁ、とも思いました。本人が作詞作曲したことになっていますが、まるで他人が作曲した作品のようにフレーズの途中でブツ切りで息継ぎをしています。要するにわかってないように聞こえるのです。同時通訳をしていて、話者がどういう方向へどういうメッセージを伝えるために話を進めているのか分からないと言語(ことば)としても意味的にも“ブツ切り”な訳出しをしてしまうことがありますが、平井堅の歌唱法はまるでそんな苦しい同時通訳の現場を再現しているような息継ぎなのです。

続きを読む "平井堅が通訳に不向きなワケ" »

2008年07月27日

外国へ旅行して感じること

 日本で外国人のために通訳をしていると、通訳を利用している外国人がどんな思いで通訳を聞いているのかといったところが、なかなか分かってなかったりするものですが、外国を旅行して、日本語や英語を話すガイドさんや友達と一緒の時間を過ごすと、普段、自分の通訳を聞いている人達がどんな思いや目的でいるのか、少しだけ分かったような気になります。

続きを読む "外国へ旅行して感じること" »

About 2008年07月

2008年07月にブログ「An Interpreter's Blog (通訳雑記帳)」に投稿されたすべてのエントリーです。過去のものから新しいものへ順番に並んでいます。

前のアーカイブは2008年06月です。

次のアーカイブは2008年08月です。

他にも多くのエントリーがあります。メインページアーカイブページも見てください。