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2008年06月 アーカイブ

2008年06月03日

話し手の《価値》を伝える

 田村仁・著「売れるキャッチコピーの法則」を読んでいて、通訳業にも通じる部分がありました。商品キャッチコピーの分類ということで4種類があることを述べています。(p.111)

 1.お客さま価値を伝えようとしていないキャッチコピー
 2.お客さま価値の選択に疑問があるキャッチコピー
 3.お客さま価値を伝える言葉が「弱い」キャッチコピー
 4.お客さま価値を伝える言葉が「強い」キャッチコピー

 広告宣伝をする商品の魅力を伝えるコピーとは、それを使用するお客さまが享受する良さを伝えなくてはならないというのが田村氏の主張でありますが、通訳業界にも言えていることだらけだ、と思います。この本に出てくる大手広告代理店がしていることは大手通訳スクールやベテラン通訳者のしていることと共通しているなぁ、などとも思いました。

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2008年06月11日

 以前、トップクラスの通訳者を3名お願いしたところ、一番若いと思われる方のパフォーマンスがふるわず、関係者一致のもと期待をかなり下回るという理由で減額請求をしていただくようエージェントにお願いしたことがあります。用語集に明記されているような指示を無視したりといったプロであればしていただきたくないミスもあったのですが、内部であがったクレームに「プロとは思えない《声》だった」というのがありました。確かに、声から判断するかぎり、緊張気味でした。他の方がよかっただけに、彼女の自信なさげなパフォーマンスにプラス要因はあまりなかった、といってもいいでしょう。

 楠瀬誠志郎・著「仕事ができる人は声が違う」を読むと、声の質によって印象が違ってくる、ということがよくわかります。極言すれば、声でコミュニケーション能力を判断されてしまっているのです。

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2008年06月18日

セクハラは、なくなって欲しい

 社内通訳・翻訳をしていると、場合によっては微妙でプライベートな問題と関わることがあります。その代表格がセクハラ。被害者の申し出や相談内容を翻訳していると、面識の無い女性の話であっても、すごーく気持ちがブルーになります。大げさな言い方をするのであれば、セクハラがあると、当人(被害者/加害者)だけではなく、それを扱う人事、役員、通訳・翻訳の人間も関わることがあり、間接的に不快感や場合によっては絶望感さえ波紋のように広がるのです。

 私が関わるような案件は当事者に日本語を母語として話さない人間が関与している場合に限られたり、判断を下す管理職/上級役員が外国人に限られたりしますが、それでも、うんざりします。通訳者としてのキャリアで一度だけ関わっても one too many なのに、複数回そういうい話に間接的にでも関わるのは本当にイヤになります。

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