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2007年04月 アーカイブ

2007年04月08日

通訳者の疲れ方

自分は通訳者向きだと思える部分もありますが、通訳に向いてない部分をひとつ挙げるとすれば、疲労蓄積の曲線がある平行線を超えると疲労回復曲線がゆるくなることです。

先週はそんな疲れきった1週間でした。月曜から金曜まで、かんたんな挨拶スピーチでいい日本語が出て来ないと自覚せざるを得ません。フリーランスでも社内通訳者でも、今週疲れたから仕事量は抑えめに、なんて贅沢言えることはないと思います。今週、確かにヨソの部署のヘルプなんか入れてなかったら1日有給に出来たのに…、と悔やんでもしょうがないので、出張や会食のオーバータイムを理由に出社時間を遅くしたりしようとしても、結局は終日休みにしないとリフレッシュなんて、できっこないです。

通訳業務で頭を使いすぎると、仕事が終わっても頭の回転だけは止まらず、帰宅してからテレビ見ていても、なぜか聞こえて来る言葉を頭が勝手に訳そうとしたり、口や喉を使う電話なんてしたくないから、ネットでチャットしようとしたりするすることもありあます。

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2007年04月11日

地方の通訳者って...?

地方での会議が決まり、某通訳会社の地元事務所に電話をしました。
ひと言で内容を伝えるのが難しいとはいえ、某若い女性営業担当者が根掘り葉掘りの質問。
(どっちが発注者でお客やゆうんねん?!)

その質問に、日英/英日の割合は?というのがあって、正直、あきれました。

ヨーロッパではともかく、日本において英語⇔日本語の【プロ】通訳者と名乗るのであれば、どっちかしない、とか、どっちが得意などとは問題であってはいけないことだと思ってます。個人的な見解にすぎないかもしれませんが、日本語から英語に通訳、あるいは逆方向の通訳を得意/不得意などと自ら発言したり開き直るのはレベルの低い社内通訳者の台詞。

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1+1が2以上でありえないと考える偏屈な人

通訳者ならば誰でも訊かれたことがあるであろう質問というか一方的な失礼な物言いに、英語は得意だけど日本語は弱いでしょう、もしくは同様の主旨のコメントがあります。(もし言われたことがない通訳者がいても、そういう目で多かれ少なかれ思われていることでしょう。)

失礼千万、というのが本音です。不自由の無いバイリンガル、あるいはそれに近い能力は確かにそれを持たない人には想像しにくいものがあるとは思いますが、言語的に21世紀に入っても鎖国状態にある日本において、英語力の取得は日本語能力を犠牲にした上でしか成立しない、というのがロジックのようですが、やる気があるなら、普通の人がエロ本読んだりくだらないテレビを見たりする時間に勉強をすれば、外国語能力なんて目的意識がハッキリしていれば特殊なことでもなければ、日本語能力を犠牲にしなくても取得可能です。

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2007年04月16日

英語を話すと根拠なき反感を買うことも

今日のランチ。ラーメン屋へ行きました。アジア系外国人、バイリンガルの日本人役員と自分。

テーブル席に着いた時から隣のテーブル席に座っていたニッカポッカを着た建設作業員が私たちを見てました。すぐ目の前に同伴の作業員が座っているにも関わらず、斜に構えて座ってこちらをジーっと。最初から英語を話すとはいえ日本人とはちょっと違う雰囲気のアジア人を注視しているのは分かりました。それだけでもかなり失礼だと思うのですが、仕舞にはその若い作業員は我々に「静かにしてもらえますか」と蚊の鳴くような声で言ってきたのです。その作業員の頭上では超懐メロのアメリカン・ロックのBGMが決して上品とは言えない音量で響いていたにも関わらず。しかもラーメン屋ですから携帯電話での通話も当たり前の環境。

このケースを「人種差別」だ、なんて言う気はありませんし、確かに新幹線で外国人と外国語で話す声が妙に響いて聞こえることもあります。でも作業員のリアクションはあまりにもオーバー。

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2007年04月20日

Kumbaya

先日、映画『ブラッド・ダイヤモンド』を観ていたらなつかしい言葉がレオナルド・デカプリオの台詞にあったので書きます。

黒人霊歌(スピリチュアル)もしくはゴスペルを楽しまれている人でないと日本人はなかなか知らない曲に「Kumbaya」(発音はクン・バー・ヤー)というのがあります。意味は、と訊かれても答えられないし、日本語に訳せる言葉でもないのですが、アメリカ人だったら分かる言葉でもあります。(現に、南アフリカ人であるデカプリオがアメリカ人ジャーナリスト役のジェニファー・コネリーに自分のアフリカにおける生い立ちの説明で出てきました。)

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臭い(にほひ)

都内のとある施設で通訳業務をした時のこと。

ホテルではありませんが、通訳ブースと機器が常設されている会場でした。しかし、イベント本会場通訳ブースがコントロールルームの奥にあり、専用カードでエレベーターに乗り通路のドアを明け、狭い通路をくぐり抜け、サウンドエンジジアをかき分け、巨大プロジェクターの映像に影をださないように頭を低くして…という感じでたどりつくような間取り(?)。

さあ、イベントの開始。開会のスピーチを通訳しにブースへ入ると…

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