2012年05月20日

女性の「自己愛」を理解しない男性は地雷を踏む

『ホンマでっか!?TV』出演者としても知られる心理学者・植木理恵の本を読み終わり、『中居正広の金曜日のスマたちへ』(2012年5月18日放送回)を見ていたら、あの勝間和代が番組の企画で悔し涙を流しているではないですか。

それを見た瞬間、植木センセイの言われる「(がんばる)オンナの自己愛」を考えさせられました。プロフェッショナルな仕事の現場で、ガンコさを含む女性の感情は、男には扱いにくいもの。もちろん、オトコだって勝手な言い分を女性にぶつけていることもありますから、感情を出すこと自体が【女性特有】とは言いがたいのですが、そういった感情が出て来るツボと言い分は、女性ならではで、と男には感じられ、男にしてみると「え?」なタイミングだったりロジックだったりします。

『金スマ』で勝間さんらにダイエット指導した俳優・美木良介は、彼女のあの上目遣いで睨みつけるような泣き顔や、数値での反論にひるまず自身のメソードの優位点を説いていましたが、尊敬します。クールに勝間和代の言い分を寄せ付けなかった度量は大人です。そしてあの場面は「他者愛」と「自己愛」とが火花を散らした瞬間でもありました。こういう火花は家庭でも職場でもやっかいなコミュニケーション上の問題です。

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2010年07月03日

聴かせる、ということ

 二村晃・著『耳で読む読書の世界―音訳者とともに歩む』という本を手に取り、はじめて「音訳者」の存在を知りました。

 主に盲人のために対面で本を音読したり、録音する方々のことだそうですが、そういえば図書館の奥のほうにそんな鉄扉の部屋があったかな、という感じで認識すらしていなかったことが恥ずかしく思える内容でした。

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2010年05月15日

マダム・バタフライ・コンプレックス

 詳しい理由は割愛させていただきますが、日本でビジネスをする多くの外国人が「マダム・バタフライ・コンプレックス」に冒されていると思うことがよくあります。蝶々夫人の話ならずとも、西洋の白人男性はなぜだか東洋の女性を男尊女卑といった旧来の制度に苦しむ被害者と断定し、自分が理想の制度を有する西洋の力で救うことができる騎士だと勘違いしているケースを何度も見てきました。そのような勘違い哲学が高じて、西洋的な自分の考え以外が見えなくなるケースもあるようです。

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2010年05月10日

誤訳が誤訳でないとき(映画字幕編)

 ごく最近になって Kevin Macgue氏が数年前に書かれた日本の映画字幕翻訳にかんする記事を見つけました。(http://archive.metropolis.co.jp/tokyo/597/lastword.asp)

 たしかに日本語がわかる英語ネイティブの字幕訳の評価は悪いです。訳がおかしい以前に意味が違うでしょ!ってツッコミを入れたくなるのは理解できますが、日本語がわかるからといって日本人観客のことまで分かっているかというと、必ずしもそうではないと思うのです。

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2010年05月05日

Underwear は下着(肌着)とは限らない

 少し前ですが、ドキュメンタリー番組を見ていたら、明らかにモモヒキ(ズボン下、タイツ、レギングス)のことを指しているにもかかわらず、字幕訳が「下着」となっていたことがありました。

 英語上級者でも、ちょっとした意味の齟齬に気が付かないケースがあるようで、翻訳者でも通訳者でも、アレ?と思うことがありますが、underwear の本当の意味についてもしかりです。

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2010年04月30日

通訳者に似ているドラマ脚本家の視点と思考

 先日(4月11日)に NHK教育テレビ『ETV特集』で放送された「トライアングルトーク 〜ドラマは女が創る〜」は、いろいろな次元でおもしろい内容でした。

 大石静、中園ミホ、田渕久美子という人気も実績もある脚本家が3人だけでお話をする番組でしたが、それぞれの人生経験や人生に対する希望や不満などが「テレビドラマの脚本執筆」という共通の仕事に異なる態度で望まれているところなどが、通訳者にも共通するとも思いました。

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2010年04月25日

通訳者はいろいろな意味で個人事業者

 4月20日、NHK BS-1で放送されたアメリカ『ABCニュース』(現地時間前日夕方放送)を見ていて思い出したのが、時々いるパートナー通訳者の訳を完璧無視する通訳者の存在…というか、通訳者なんてみんな、そんなもの、という確認。

 パートナー通訳者が間違ったり不適切な訳語を述べている場合には、その分野に詳しい通訳者などが訂正の意味を込めて正しい訳語を使用する分には何の問題もないのでしょうが、問題アリなのが、パートナー通訳者が正しい表現を使っているのに独自の誤った表現などに走るタイプの通訳者。一生懸命すぎて耳がお留守になるのは、年齢やキャリアの長さとは必ずしも関係ないようです。

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2010年04月21日

鳩山由紀夫と慰めとポケット・ティッシュ

 4月15日くらいになって、ワシントン・ポスト紙のコラムニスト Al Kamen 氏が、ワシントンDCで開催された核安全サミットにおけるオバマ大統領の外交にかんするコラムを発表して、その内容が鳩山首相をこき下ろす内容であったと日本でも報道されました。

 そのニュースを伝えた読売新聞(オンライン版:http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100415-OYT1T00362.htm)では「夕食会の席での非公式な会談が慰めとして与えられただけだった」と“慰め”という表現が唐突に出てきたので原文を調べてみたところ、"consolation prize" でした。

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2010年02月15日

"SEX" in The Morning

 男ですが…、と言うべきか、男だからなんですが…、と言うべきか、それとも単にそういう性格なので、と言うべきなのか分からないのですが、通訳の場でセックスの話(セクハラ発言からエロ・トークまで)は出ないで欲しい、というのが、ささやかな願いです。もちろん、仕事としての通訳の現場で、という意味ですが。

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2010年02月10日

「百貨店」と Department Stores

 アメリカに留学中、車ならすぐそばの K-Mart に電話で問い合わせたいことがあったので日本風に言うところの職業別電話帳で調べようと思って、困った事態になったことがあります。

 K-Mart って、業種は何なんだろう?

 日本だったら「ディスカウント・スーパー」と呼ばれるべき種別だと思いますが、そんなカテゴリー、アメリカの電話帳にはなく悩みました。うううう、本当に「業種」はなにぃ...と考え抜いて、Department Store で調べたら出てきて、驚いたことがあります。

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