2013年08月10日

通訳者は本当に本当に何も付け加えてはいけないのか?

 通訳者ならば、こちらの気持ちなんて同業者しか分からない(同業者でも分からない)と思われたこと、一度や二度ではないことでしょう。(少なくとも多くの通訳者は。)

 少し前に、このブログで通訳者も一部のシチュエーションをのぞいて機械がする「仕事」になるであろう、と書きましたが、それを見事に否定しながら、通訳者の気持ちをここまで代弁してくれる【非】通訳者(高校教諭)による本に出会いました。

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2012年12月29日

聞きたくない「口ぐせ」

 アメリカNBC『ナイトリー・ニュース』(現地時間・今月27日放送)によると、今年2012年版「Most Annoying Words or Phrases」のランキングは以下のとおり。

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2012年12月18日

用語の確認

アメリカのニュースではおなじみの same-sex marriage ですが、夜の営みがマンネリ化した夫婦のことではなく「同性婚」(gay marriage) のことですので、お間違えなく。m(_ _)m

2012年11月22日

『男はつらいよ』シリーズDVDの英語字幕

気になったのでひと言。

すべての作品を英語字幕表示では観ておりませんが、現在30数作を見終わりました。誰の英訳なのかクレジットが表示されないのですが、なにかと日本語の「嫌い」を "hate" と訳しているのがすごく気になります。

すごくこなれた訳文も散見され、英語としては悪くない字幕なのですが、いくら文字数制限があるとはいえ、hate は強すぎる気がしてなりません。なにせ hate crime の hate ですし、英英辞書を見ればその意味の強烈さが理解できるはずです。

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2012年07月28日

メモ

 通訳で何が一番苦手かと言ったら、メモ取りとメモによるリプロダクションしかないだろう、というくらい自分にとっては永遠のテーマ。そんな苦手意識から相葉光輝・著『仕事は「捨てメモ」でうまくいく』という本を読んでみました。

 いわゆるビジネス本・自己啓発本のカテゴリーに入るものですし、通訳への応用という点ではあまり期待してはいませんでしたが(著者様、すみません。)、なるほど、と思える点がいくつかありました。

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2012年07月22日

アメリカ中西部なまり

 コロラド州の映画館で乱射事件がありましたが、ニュースを見ていると懐かしい中西部なまりでレポートする記者がいました。

 劇場を意味する theater(シアター)ですが、アメリカ中西部などへ行くと the-AYTER (シエイターthe-as in "theology" and -ayter sounding like "(I) ate her (whatever).")という発音を耳にします。

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映画『サウンド・オブ・ミュージック』は Politically Correct か?

 雑談です。

 タイが好きで何度も出かけていますが、かの王国ではシャムを舞台にしたトンデモ・ミュージカル『王様と私』は上演・上映が禁じられています。先日、初めてその映画版をDVDで見ましたが、あまりのひどさに途中から早送りにしてしまいました。特典映像で、アメリカでのプレミア上映会には当時の駐米タイ大使夫妻が招かれたとのことですが、さぞ驚いたことだと思います。私も『サヨナラ』の“ナカムラ”なる歌舞伎役者を筋肉質の白人(正確にはヒスパニック系)俳優が演じているのを見た時以来の、衝撃でした。

 ミュージカル『王様と私』は、作曲家のリチャード・ロジャースと作詞家のオスカー・ハマースタイン2世のアメリカ人コンビによって書かれたものですが、この2人は『サウンド・オブ・ミュージック』の作者でもあります。両作品に共通するのが、異国の話を英語の台詞と楽曲で表現していること。(そういう意味では『シュレック』シリーズと同じです。)

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2012年06月09日

北野幸伯・著『ブーチン最後の聖戦』

 個人的なことになりますが、かつて放送通訳にあこがれていた時期がありました。しかし、O.J.シンプソン裁判や同時多発テロ後のアメリカにおけるメディア報道を見るにつけ、急に熱が冷めてしまいました。その後もvideo Podcast で見ている米・NBCニュースの海外特派員が中年男性でありながらいつもヘアスプレーでがっしりかためたような完璧ヘアーでイスラム圏や中東の戦闘地帯などからも確実にハイビジョン中継でレポートする姿を見続けるにつけ、違和感を感じています。レポートの映像に映し出される被写体は混乱にあるイスラム教国家や国民でも、レポートする側は毎晩、ホテルで宿泊して、きちんと飲み食いしているのが伝わってきます。まるで、西側メディアのためのVIPツアーが存在するかのように。

 そんな自分に神様がそっと差し伸べてくれたかのように読むことになったのが北野幸伯・著『プーチン 最後の聖戦 ロシア最強リーダーが企むアメリカ崩壊シナリオとは?』です。

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2012年06月03日

通訳者は「高給取り」であり続けられるか

 数年前からですが、国会では速記者となるための速記研修生の新規募集を停止しました。機械化された速記が準備されているからです。身近なところでは、ここ1〜2年でスマートフォンやタブレット端末などにおける音声入力技術が進化を遂げています。向こう10年くらいで持ち運び可能な端末機器が同時通訳作業をおこなうようになったとしても、個人的には驚くことはないでしょう。ウェブ翻訳やパソコン・ソフトなどによる翻訳が不完全ながらもビジネスの現場で利用されているのですから、それなりに使える無料か低額の通訳アプリが登場したり、OSに組み込まれることも時間の問題ではないかと思われます。(現実に通訳・翻訳アプリは存在していますが、通訳者のように半日、1日単位で問題なく稼働できるかどうかの確認は取れていません。)

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2012年05月27日

「おくやみ」を適切な英語で表現できますか?

 どんな通訳者にも盲点のような分野はあるかと思います。苦手な分野ではなく、想定外のような分野という意味ですが、「人の死を伝える」英語を知らないバイリンガル人材が外資系企業でも多く働いているようです。

 我々は皆、死に向かって生きています。だからといって職場で同僚や元同僚の突然死や自殺などを想定して働こうと、と考えている社内通訳者はほとんどいないと思われますが、社内コミュニケーションを司る立場で仕事をするのであれば、出産育児休暇中の女性社員の出産といったおめでたい話題から、同僚の突然すぎる死まで、通訳者である前に「おくやみ」といった悲しい出来事に際しても適切に表現できるバイリンガルな社会人である必要があると思います。

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